今年は全国的に非常に優れた品質のワインが生産されています。ドイツの13のワイン産地における今年のワイン生産については、ドイツ・ワインインスティトゥート(DWI)がまとめたのレポートをご覧ください。

最新プレス・リリース- 2018年ヴィンテージ:生産地方別レポート

12/25/2018

ドイツワイン産地の2018年ヴィンテージ

今年は全国的に非常に優れた品質のワインが生産されています。これを書いている時点では、ラインラント=ファルツ州の多くのワイン生産者が、昨年ほとんど収穫できなかったアイスワイン生産用のぶどうが収穫できることを願い、532haのぶどう畑に極甘口ワイン生産用のぶどうを残しています。

ドイツの13のワイン産地における今年のワイン生産については、ドイツ・ワインインスティトゥート(DWI)がまとめた以下のレポートをご覧ください。

アール(563 ha)

アールでは今年の夏、片手で数えられるほどしか雨の日がありませんでした。運よく1月と2月には、1時間に1 m2あたり120lの充分な降水量があり、水分が補給されました。3月半ばから気温が上昇したことにより、とても早く5月25日にぶどうの花が咲き始めました。夏は、非常に暑かった2003年ほど暑くはなく、気温は40℃には届きませんでしたが、9月23日までほとんど雨は降りませんでした。ぶどうは、予想されたよりも長い夏の日照りに耐え、灌漑を必要としたのは若いぶどう樹があるいくつかのぶどう畑のみでした。猛暑や乾燥といった天候の良かった点は、うどんこ病や、べと病などの病害がほとんど発生しなかったことです。赤ワイン生産者が何よりも恐れていたオウトウハマダラミバエによる被害もありませんでした。小さいながら、非常に健康で、マスト糖度が94エクスレのぶどうが収穫されました。120エクスレのレベルのものも珍しくはありませんでした。ぶどうが豊作で、例えば、Spätburgunder(シュペートブルグンダー/ピノ・ノワール)の収穫量、1ha当たり90hlは期待以上でした。収穫は平均して早めに行われ、8月半ばに始まり、10月15日に終わりました。ぶどうの「糖度がこれまでにないほど高かった」とアールワイン生産者協会のラインホルト・クルトが感激したほどです。しかしながら、酸度は通常よりも低めでした。総収穫量は55,000hlと予想されています。2017年には、わずか38,000hlでした。

バーデン(15,834 ha)

バーデンは、ドイツで最も温暖なワイン産地です。発芽後わりとすぐ(たった30日後に)、例年よりも14日早い5月25日に花が咲いたことから、ここのぶどうは昨年の異常気象(霜害)にうまく適応したと言えるでしょう。4月でさえ観測史上最高の暖かさで、それは記録に残るだけに留まりませんでした。6月27日のジーベンシュレーファーターク(Siebenschläfertag「7人の眠り聖人の日」)は、その名のとおり、7週間以上にわたって気温が40℃近くになるさらに暑い日々の始まりとなりました。しかしながら、ぶどう樹は概ね日照りに打ち勝ち、早く熟した健康な果実をたくさん収穫することができました。灌漑を必要としたのは、地下水に届くほどまだ根が伸びていなかった若いぶどう樹のみでした。摘み取りは8月末に始まり、病害に悩まされることがほとんどなかったため、平穏に進められました。155万hl、平均1ha当たり90~95hlという予想収穫量は、長期的な期待値よりも約30%高い水準です。しかしながら、バーデンワイン生産者協会によると、このように収穫量が平均を上り、ぶどうの品質がこれほど高いことは「これまでなかった」とのことです。今年のワインは、ぶどうの糖度が高いことにより、果実味主体の力強い味わいで、骨格がしっかりした、2017年よりもパワフルなヴィンテージとなっています。ただし、質の高いスイートワイン生産用には、ケーキのアイシング(砂糖衣がけ)のような糖度の高いぶどうを収穫できるぶどう畑もあるでしょう。

フランケン(6,139 ha)

フランケンのワイン生産者も、早く花が咲き、とても暑く、乾燥した季節に果実が早く熟すのを目にしました。にわか雨や雷雨では、地下水に水分を補充するには不充分でした。急勾配の土地では、地表の温度が60℃まで上昇したところもありました。「木の根が地下水に届くまでにまだ2~3年かかる若いぶどう樹への点滴灌漑は、標準的な方法となっています。もちろん、ぶどう樹を甘やかさないように、的確に調整されています」と、イプホーフェンのワイン生産者ハンス・ヴィルシンクは説明しています。これは、何kmにもわたって配管しなくてはならず、かなりの作業になるということです。一本のぶどう樹には、蒸発を考慮しつつ非常に的確に水が割り当てられ、数時間かけて最高40lの水が与えられます。

ぶどうが早く熟すのを抑制し、38~39℃まで気温が上昇する状況で確実に糖が生成されるようにするため、しばしば生産者たちはぶどう樹からたくさんの葉を取り除きました。非常に暑かった2003年にできた重すぎるワインは、最近では需要がかなり低くなっています。今年のワインは「飲むのが楽しみになる」出来であり、2017年ヴィンテージよりも少しパワフルでありながら洗練されています。これは、最善の方法で確実に気候変動に対処してきたからです。ところで「楽しみ」は、前年を20%上回る見込みの、およそ52万3千hlという量にも当てはまります。フランケンワインのファンにとってはとても待ちどおしい時です。

ヘッシッシェ・ベルクシュトラーセ(462 ha)

このドイツで最も小さなワイン生産地ではどこよりも早く春が来たので、天候に関して言えば、ヘッシッシェ・ベルクシュトラーセは甘やかされていると見なされます。そのため、2018年のようにぶどうの生育期の天候が暑く、乾燥している状況ではすべて上手くいくと考えるのが普通です。しかしながら、ここでも同様に生産者たちは、ワインが重くなり過ぎないようにするために対処する必要がありました。この産地最大の生産者、ヘッペンハイムにあるベルクシュトラーサー・ヴィンツアー協同組合におけるエクスレが約86度という平均マスト糖度は、非常に期待が持て、この生産地で最高品質であると言えます。しかしながら、最高のマスト糖度としては、100エクスレを超えることも珍しくはありません。収穫に理想的な暖かい天候で、日中は乾燥して、夜は涼しく、とても穏やかな秋でした。収穫は、かつてないほど早く8月15日に始まりましたが、病害に悩まされることなく、ぶどうは豊かなアロマを醸成することができました。ぶどうの根が深く伸びていたおかげで、ぶどう樹のほとんどは極端な水分不足の影響を受けませんでした。ベルクシュトラーサー・ヴィンツアーの会長であるラインハルト・アンテスに言わせれば、「2018年はおそらく、過去15年で最高のヴィンテージです」。この生産地における収穫量は、前年比45%増の42,000hlと予想されています。

ミッテルライン(469 ha)

今年すべての生産地の中で最も生産量が増えたのはミッテルラインでした。46,000hlと予想される収穫量は、(28,000hlだった)2017年を64%上回っています。特に、彼らのセラーのストックはほとんど払底していたので、ワイン生産者がとても満足しているのは当然です。乾燥した夏は、4月から9月まで続きました。まとまった降水量を望むことはできませんでしたが、雹害と豪雨からも免れました。ライン川でさえ水位が低いと伝えられましたが、旱魃ストレスは若い木々や低木で構成されたぶどう畑でのみいくつか発生しただけでした。ぶどうの生育は3週間近く早まり、果実の成熟完了に向かいました。ぶどう畑で的確に除葉したことにより、生産者たちはぶどうが育ち過ぎることを抑制できましたが、湿度が低かったことにより、病害のリスクがほとんどなく、それにより栽培がいくらか楽になりました。ぶどうのエクスレは平均して完璧な88度、酸度は8 g/lとなり、赤ワインも素晴らしい出来でした。収穫は、全体としてゆっくりと進められました。ミッテルラインワイン生産者協会は、「最も長い歴史を持つ生産者でさえ、このように優れた品質のぶどうを、このように完璧に健康な状態で、こんなに大量に収穫した記憶はほとんどありません」と報告し、「心躍るような味わいを存分にお楽しみいただけます」と予測しています。

モーゼル(8,870 ha)

完璧なぶどうを収穫できると、素晴らしいワインができるという期待が高まります。2018年のモーゼルはそのような状況ですが、それだけではありませんでした。約100万hlという予想収穫量も、前年は例年の1/3ほど少なかったので、非常に満足のいくものです。しかしながら、そのハッピーエンドまでには、雹の嵐や豪雨同様に、旱魃と熱波が心配されていました。実際、モーゼル中部では雨や時々雷雨が降ることもありましたが、一番の話題はどこでも何よりも旱魃でした。他の生産地同様に、ぶどうの生育は例年よりかなり早く、早熟品種の摘み取りは早くも8月に、リースリングについては9月半ばに始まりました。ぶどう樹に健康な果実が実った見事な状況を見て、生産者たちはうれしい予感でいっぱいになりました。9月に雨が降ったものの、夜涼しかったことによりぶどうが腐敗することはなく、果汁の量が増え、特筆すべき収穫量をもたらしました。マスト糖度は、リースリングの場合85エクスレでSpätlese(シュペートレーゼ)の区分に入り、2018年のモーゼルワインは、豊かなアロマ、適度な酸味、バランスの取れた骨格、エレガントで豊かな果実味が特徴です。今年のヴィンテージは、非常に期待できるスパーリングワインから素晴らしいBeerenauslese(ベーレンアウスレーゼ)やTrockenbeerenauslese(トロッケンベーレンアウスレーゼ)まで、ワイン愛好家の皆様に幅広く、バラエティーに富んだワインをお楽しみいただけます。ピュンデリヒのワイン生産者マティアス・ライによれば、「2018年ヴィンテージについて言えるのは、主は我々にとても親切だったということです」。

ナーエ(4,225 ha)

2018年、ナーエではぶどうは例年よりも早く熟し、8月末にはすでに収穫が始まっていました。しかしながら、高品質のワイン生産用に特別に、ぶどうに含まれるフェノールの成熟を進めるために10月まで晩熟品種の摘み取りを遅らせる生産者もいました。非常に暑く、乾燥した夏と最適な秋の天候によってそれが可能になりました。「スーパー・サマー」とワイン生産者協会の会長であるトーマス・へーファーは表現しています。腐敗やかび、害虫等の問題がほとんどなかったので、「待つこと」も可能でした。マスト糖度が100エクスレに達することも珍しくなく、完避に健康で完熟のぶどうはご褒美であり、秀逸なワインになります。それはナーエ地区の数々の代表的なテロワールをとてもよく反映しています。マストの重量は44万hl、収穫量は長期的な平均を40%上回っています。2017年と2016年の2年にわたり収穫量がかなり少なかったことに対する、待望の埋め合わせです。今年は、ワイン生産者協会の会長にとって、「この上なく素晴らしい年」でした。ワイン愛好家の皆様にきっと、「この上ない素晴らしさ」を評価していただけるでしょう。

ファルツ(23,652 ha)

状況が良い時は、とても良い。このことわざは、ファルツの2018年ヴィンテージにぴったりです。夏の異常気象と日照りにもかかわらず、ほとんど気象災害がなく、充分な量の完璧に健康なぶどうが育ち、秋の素晴らしい天候が極甘口の美酒を生み出すという最高の成果となりました。申し分のない出来です。ですから、ワイン生産者協会の代表者が幸福そのものなのも当然です。専門家でさえも、このようなことは「珍しく」、「出来すぎといっても良いほどです」と評していました。気候が記録的に温暖な時期が4月には始まっていたので、5月末に早くもリースリング種の花が咲きました。この愉快な月にはかなり雨も降ったものの、この地方の南部では運悪く雹が降ることもありました。その後、7月と8月はまさに酷暑でした。今年のフェーダーヴァイサー(醗酵途中のぶどう発泡酒)生産用のぶどうの摘み取りは、従来よりも早く、8月には始まっており、2週間後に最盛期を迎えました。9月は概ね快晴で、乾燥した理想的な天候だったので、Spätburgunder(シュペートブルグンダー/ピノ・ノワール)のみならず赤ワイン生産用の品種は、濃い赤で、フルボディのワインができました。白ワインは穏やかな酸味が特徴で、多くの生産者のぶどう畑の日照量を考えると、驚くことに相対的に適度なアルコール度数となりました。生産者たちは、長期平均を17%上回る250万hlという予想収穫量を喜んでいます。「収穫量が少ない年が数年続いたので、また市場の需要に限りなく応えることができるようになり、とても良い気分です」と、ワイン生産者協会会長のラインホルト・ヘルナーは説明しています。

ラインガウ(3,191 ha)

「素晴らしい10月」がラインガウで始まる頃、多くのワイン生産者はほとんど収穫を終えていました。2003年ほどではなかったものの、それでも前世紀の1947年、1994年および1976年の記録をしのぐ、2018年の暑い夏のおかげで、彼らは例年よりも4週間早く収穫を開始しました。日照りは、ほとんどのぶどう畑では、偶然にもそれほど問題を引き起こすことはなく、真菌性の病害や非常に恐ろしいサクラミバエの被害の蔓延を防ぎました。「単純に害虫にとって暑すぎたのです」と、ぶどう栽培コンサルタントであるベルトルト・フックスは説明しています。しかしながら、若いぶどう樹には、広範囲におよぶ灌漑のサポートが必要でした。旱魃ストレスは、ワインの品質にとっての最大の脅威となるものですが、それでもぶどう樹はたくさんの実をつけ、その結果、前年の21万hlに対して、28万5千hlと予想される大収穫となりました。2018年ヴィンテージは、幸運にもぶどうが素晴らしく健康で、熟度も完璧であることにより、秀逸な質と同様に量も見事です。ベルトルト・フックスによれば、「傑出したヴィンテージ」です。このことは、リースリングのみならず、この産地のSpätburgunder(シュペートブルグンダー/ピノ・ノワール)にも当てはまります。格別に濃い赤で、濃厚な味わいのワインとなっています。

ラインヘッセン(26,617 ha)

「今年初めてのフェーダーヴァイサーのエクスレが8月6日には90に」それはドイツ最大のワイン産地で初めてのことでした。4月が観測史上最も暖かかったため、とても早く花が咲き、それが早い収穫への期待につながりました。しかしながら、暑く乾燥して晴れ渡った夏が、果実の成熟をさらに加速させました。非常に好ましい快晴が収穫日まで続いたことにより、多くの果実が10月になるまで(一部は11月まで)ぶどう樹に実った状態で保たれました。もちろん旱魃が生産者に大きな課題を呈した地域もあり、特に急勾配のぶどう畑では一部灌漑が必要となりました。しかしながら、ラインヘッセンの生産者たちは、総合的にぶどうの生育に嬉しい驚きを味わいました。収穫量は295万hlと予想されており、長期的な平均を約20%上回っています。2018年のような栽培サイクルは、ぶどうの色がとても早く変わり、果実がぶどう樹で熟す期間が長くなるという恩恵を受けたため、特に赤ワインにとっては理想的でした。ただし、ラインヘッセンでは2018年の白ワインも、アロマが豊かで品種の特徴が出ており、酸味が適度でフルーティーな味わいが特徴となるでしょう。多数の極甘口ワインもお届けします。Rheinhessen Weinwirtschaftsrat(ラインヘッセンワイン評議会)によれば、「この優れたヴィンテージは予期されたものではありませんが、長きに渡り記憶に留められる」とのことです。ワイン愛好家の皆様は、その出来栄えを今から期待していてください。

ザーレ・ウンストルート(772 ha)

今年、ザーレ・ウンストルートでは、2度収穫を行ったワイン生産者がいくつかありました。すなわち、2017年に育てたアイスワイン生産用のぶどうを2月5日~6日の夜間に収穫し、その後2018年ヴィンテージのぶどうの収穫を早くも8月に開始しました。これほど早く摘み取りを開始したことは、ドイツ最北のワイン産地では初めてです。その理由は、4月初めに夏が始まったことです。ザーレ・ウンストルートワイン生産者協会は「ぶどう畑にはほぼ春が来なかった」と報告しています。高い気温により、ほとんど爆発的と言えるくらいぶどうの生育が加速し、5月末に見事に花が咲きました。これほど早い開花は2007年以来のことです。5月には、幸運にもいくらか雨も降りましたが、旱魃は引き続き主要なテーマであり、生産者たちにとっては夏季の数か月を通して油断できない状況でした。「用心するに越したことはない」と、ワイン生産者協会は確信しています。今年はかびの悩みや害虫がほとんど発生せず、ぶどう畑での作業が対応可能な範囲に保たれた一方で、ワイン品質にとって主な脅威は、ぶどうの日焼け、旱魃、ぶどうの実が小さめに生ることでした。主な収穫は10月第1週に終わりました。46,000hlと予想される収穫量は、昨年の収穫量(44,000hl)とここ数年の収穫量をわずかに上回る程度です。しかしながら、ボディがしっかりした、アロマティックな白ワインとパワフルな赤ワイン、と生産者協会が予測するように、ワインのクオリティは秀逸なものになると期待できます。

ザクセン(497 ha)

今年はザクセンでも、トラミーナ種とリースリング種を栽培するたくさんのぶどう畑で果実のマスト糖度がアウスレーゼになるのを引き続き待っているのを除いて、ぶどうを栽培しているほとんどの地域で10月初めまでに収穫を終えました。生産者にとって、多くのぶどう畑で灌漑が必要だったために、夏には大きな労働力を必要とする時期がありました。これは、特にこの産地には急勾配のぶどう畑が多く存在するためでした。56.5hl/haという予想単収は、2000年以降2番目に高い水準です。最新の予測によると、およそ22,500hlのマストが得られ、これは過去10年の平均を7%上回っています。しかしかしながら、このレベルであっても他の生産地と比較すると、ザクセン・ワインはまだ希少です。これは、秋の日照りのせいでぶどうの実が通常より小ぶりになり、果汁がより凝縮されたことにより、マスト重量が減ったためです。それに、ザクセンではいずれにしても、「量より質」の原則がしきたりなのです。「果実味が際立ったワインを期待できます。今年は長きに渡り記憶に留められる年となるでしょう」とは、ザクセン・ワイン生産者協会の見解です。さらに、ザクセンの基準によれば、相対的にパワフルなワインとなる見込みです。エルベ川沿岸のワイン生産者たちは、すでに気候変動に対処し、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランといった新品種の栽培に取り組んでいます。2018年、これら以外の品種もその真のポテンシャルを証明するでしょう。

ビュルテンベルク(11,360 ha)

赤ワインが生産量の70%近くを占めるヴュルテンベルクのような生産地では、マスト重量のレベルは問題ではありません。やはり、赤ワインはどれももう少しパワフルであってよいからです。だからこそ、2018年ヴィンテージは一層期待できます。マスト糖度がしばしば100エクスレを超える、健康な黒ぶどうの果実は、ストレスもなく、概ね早く収穫され、豊かなアロマ、濃厚な果実味が特徴の、骨格がしっかりしたワインになりました。白ワイン生産用の品種だけは比較的素早く摘み取る必要がありました。ワインの80%が「プレディカーツ」カテゴリーに分類され、マスト糖度が約250エクスレで、Beerenaulese(ベーレンアウスレーゼ)クラスに分類されるぶどうも収穫されました。幸運なことにまとまった雨が2度降ったため、旱魃の被害はほとんど報告されていませんが、ルートヴィヒスブルク地域では雹も多少降りました。ヴュルテンベルクワイン生産者協会会長のヘルマン・ホールは、ヴィンテージに「すっかり満足して」いました。収穫期の天候が理想的だったので、誰もが安堵できました。生産者たちは、「エクスレがあと1度上がらないかと願う」必要がありませんでした、と彼は述べています。収穫量が120万hlと予想され、昨年の記録を上回ったことは歓迎すべきことです。「手ごろな価格で最高品質のワインをお楽しみいただけます」と生産者協会は告知しています。

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