ドイツの2020年ヴィンテージは極めて質が良く、全国で推定860万ヘクトリットルが生産されました。

ドイツの2020年ヴィンテージは最高レベル

10/27/2020

ドイツの2020年ヴィンテージは極めて質が良く、全国で推定860万ヘクトリットルが生産されました。この数字は平均収穫量を若干下回る程度です。ドイツ・ワインインスティトゥート(German Wine Institute)によると、夏後半が晴れて乾燥していたおかげでドイツワイン生産者は非常によく熟した、状態の良いブドウを収穫することができました。赤ワイン品種は完璧な色づきで、大いなる可能性を示しています。一方樽で熟成をはじめた白ワインは同様に芳香豊かで際立ってフルーティです。

収穫は3〜4週間で終了

夏の陽気だった9月、陽射しはたっぷり降り注ぎ気温は摂氏25度を優に超えることもざらだったことから、ぶどう中の糖度が急速に増し、そのため収穫のペースは上がりました。そしてその結果、多くの品種が同時に収穫適期を迎えました。ぶどうをできるだけ低温で醸造所に収めるため、収穫を早朝や夜間に行うことも多くありました。

ワイナリーの多くでは今年の収穫は3〜4週間のうちに終了しました。ワイン生産者の中にはベーレンアウスレーゼやトロッケンベーレンアウスレーゼといった甘口貴腐ワインを造るためぶどうを摘み取らず追熟させているところもあります。今年のヴィンテージはこの目的に絶好の条件が揃っているからです。

フランケン、ザーレ・ウンストルート、ザクセンの遅霜

9月の暑さがもたらしたもう一つの結果として果実内の水分蒸発が比較的多くなり、そのため収量が大幅に減少したケースも見られました。ワイン生産地間の降水量は年間を通じて大きく異なったため、一部地域では長引く干ばつがこれに追い打ちをかけました。フランケン、ザーレ・ウンストルート、ザクセンでは遅霜によってもさらに収量が減少しました。

ワイン生産地によって収量に大きな差

ドイツの13ワイン生産地域の推定生産量は、地域によって天候差があったのと同様、大きく差が開きました。過去10年の平均収量の38%減となったフランケンから31%増となったヘッシッシェ・ベルクシュトラーセまでと大幅なばらつきがあります。ラインヘッセン、ファルツの2大ワイン生産地域では収穫量は平均〜平均より微増が見込まれ、前者は1%減、後者は6%増となる見通しです。バーデンとヴュルテンベルクは収量が10%減になると予想されています。

全国的には現時点の2020年ヴィンテージの予測収量は約860万ヘクトリットルとなる見通しで、過去10年平均の870万ヘクトリットルに迫ると同時に昨年の収量からは3%増となると見られています。

▽2020年ドイツワイン マスト収量予測

2020年10月8日現在
ワイン生産地帯 2020 2020
Ø=2010-2019 2020 過去10年平均との比較 2019年との比較
hl hl 増減 % 増減 %
アール 39.000 39.000 0 18
ミッテルライン 28.000 31.000 11 35
モーゼル 736.000 813.000 10 30
ナーエ 318.000 339.000 7 0
ラインヘッセン 2.469.000 2.450.000 - 1 0
ファルツ 2.174.000 2.300.000 6 9
ラインガウ 209.000 251.000 20 26
ヘッシッシェ・ベルクシュトラーセ 29.000 38.000 31 46
フランケン 432.000 267.000 - 38 - 22
ヴェルテンベルク 998.000 894.000 - 10 2
バーデン 1.221.000 1.100.000 - 10 - 11
ザーレ・ウンストルート 45.000 32.000 - 29 - 14
ザクセン 22.000 21.000 - 5 - 19
全国 8.720.000 8.575.000 - 2 3

出典: Deutsches Weininstitut / The German Wine Institute / www.germanwines.de

お問い合わせ先:Wines of Germany 日本オフィス PR 担当
TEL: 03-5789-2566 / Email: press@winesofgermany.jp

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