軽快で、芳醇なアロマ - これがドイツのワイン産地における2021年ヴィンテージの総括である。今年、醸造家たちが「至福の時」を迎えたのは5月ではなく、9月だった。9月は日照時間が長く、夜間は涼しかったため、多くの場所で、過去3年間とは明らかに異なる、気候変動以前を思わせるような穏やかな季節の終わりを迎えた。

【レビュー】 生産地におけるワインヴィンテージ2021

03/08/2022

軽快で、芳醇なアロマ - これがドイツのワイン産地における2021年ヴィンテージの総括である。今年、醸造家たちが「至福の時」を迎えたのは5月ではなく、9月だった。9月は日照時間が長く、夜間は涼しかったため、多くの場所で、過去3年間とは明らかに異なる、気候変動以前を思わせるような穏やかな季節の終わりを迎えた。

2018年から2020年までは暑さと干ばつがヴィンテージを特徴づけ、早期の収穫を確実なものにしていたが、涼しさが成長を遅らせ、頻繁な雨により、ベト病を抑制するために多くのぶどう栽培者が並々ならぬ苦労を強いられた。が、9月はその多くが補なわれた。成熟が促され、魅力的なマストウェイトを確保したのだ。その結果、生産者が満足する品質のブドウが収穫でき、例年よりアルコール度数は低いが、香りは劣らない、良いワインを約束することができた。

地域差

最新の推計によると、全国の収穫量は873万3,000ヘクトリットルで前年を3%上回り、10年平均をわずかに下回る程度だった。しかし、個々のワイン産地には大きな違いがあった。ドイツワイン協会(DWI)は、ドイツの13のワイン生産地で、2021年のヴィンテージがどのように推移したかを尋ねて回った。

Back