ワインは飲みたいけれど、価格が高い。そんなふうに感じている人も多いのではないでしょうか。
確かに、ワイン造りの伝統国であるフランスワインの価格は、近年上昇し続けています。なかでもブルゴーニュやボルドーワインの価格は右肩上がりで、ワイン愛好家でさえも「もう買えない」と溜息交じりに語ったりしています。
一方で、手の届きやすい価格のワインといえば、チリや南アフリカなどのワインを思い起こす人も多いでしょう。
でも、手頃なワインは決して新大陸だけではありません。ヨーロッパのワイン伝統国にもあるんです。そう、それがドイツワインなのです。
ぶどう栽培の北限の地ドイツで造られるワインは、張りつめた酸と果実味の調和が魅力で、世界中のプロから大変に高く評価されています。
そうでありながら価格は、大変にお手頃。世界で最も有名なワイン・ジャーナリストのひとり、ジャンシス・ロビンソンも良質なワインながら「価格が非常に魅力的」と語っています。